アクエリアスのログ

押忍！
此の間空港に用事あって、併設の駐車場に停めることにしましてん。
せやけど全然空きがなくて、ずーと探してたらハンプの先に空いてるとこありますやん。
一か八かやねんけど、そのハンプ乗り越えよう思たら、「がちん！」いうてきっちり車スタックしてしもて、前にも後ろにも動かんようになってしまいましてん。
わーーーとフィリピン人の人来てくれはってんけど、初めのひと押しで動かへんさかい、まぁまぁ長丁場になるけど、車の下の土を掘ることに。
えーえー、真夏のセブの炎天下の話しですわ。

ジャッキ上げる時のバーが入ってたさかい、それでえっさほっさ掘るねんけど、１０分も経たん間に手の皮むけますわ。
口の中は砂埃でジャリジャリ、程なく服はドロドロ。
影一つ無い灼熱地獄の下、２０分も経たん間に汗ほとんど出てしもて、そこから頭はもうろうとして来ますわ。
その間、周りのフィリピン人が「２００ペソで押したるよ。」
「いやいや、これ完全にはまってるさかい、無理やり押してエンジンいわすのあれやから、とりあえず掘るわ。」いうやりとりを、３０秒にいっぺんやる始末．．．。

かげろう立ち昇る中、限界を２度ほど超えた頃、「やっとこさ光見えたなぁ。」いう当たりで、肥えたフィリピン人の姉ちゃんが来て、ニヤニヤしながら蔑んだ目でなんか言うてくる。
「ここは通ったらアカンとこやのに。」
あとから分かってんけど、この駐車場の料金所の姉ちゃんですわ。
「それはこないになって今わかったよ。」
「なんで通ったらアカンとこ、通ったんや？」
「特に進入禁止のマークもないし、ガードマンに通ったらアカンとも言われへんかったから、通ったんやよ。」
「あんたここ塞いで渋滞させたんやから、ペナルティ払ってもらわなあかん。」
「ここは進入禁止なんやろ？　ほなら渋滞もクソもないやんけ。」
ほっとったら、ごちゃごちゃごちゃごちゃずーっと言うてくる。
も～～～ヘトヘトで、ドロドロで、頭朦朧としてんのに、高いとこからもの抜かしてくるこの輩に、今まで溜まったもんみな噴き出して
「ボケこら、そないにいうんやったら、看板貼っとけやドアホが！ わかるか～！そんなもん！！ 消え去らせダボが！ 」て日本語でまくしたったら、
ビサヤ語で「ギャギャギャギャギャー！」言うた後、まさかの警察来よんねん．．．。
まじか？こいつ。
こんなけヘトヘトでドロドロになっとる人間に、警察呼べるかぁ～～～？
このクソアマ、それが人のやることか？
俺が南斗水鳥拳のレイやったら、「てめぇの血は何色だぁ～～～！」て、間違いなく言うてるね。

のたのた警察が歩いてくる。
「よー！ お前なんでそんなに眠たそうなんだ。」
「眠たないよ。　疲れとんねん。」
「なんでだ。」
「このとおり．．．。　掘ったんや。」
「ＯＫＯＫ、ご苦労だったな。　じゃあ免許証を見せろ。」
うわ。　来よった．．．。
いつものパターンやんけ。
これはあかん。
このまま行ったら、また免許証取り上げられるぞ。
後ろでさっきのブタ、ニヤニヤしてけつかっとるし．．．。

空港には、ティモさんの友達のＳＷＡＴの偉いさんで『ティンティンさん』という方がいる。
前に一度助けてもらったことがある人で、ホンマに困ったときにお願いする人だ。
前の携帯電話に番号入っててんけど、こっちにも入ってたかなぁ～？思て電話番号を探す。
「Ｔ、Ｔ、Ｔ、Ｔ．．．ティティン！」
ちゃう！　こいつじゃ助けにならーん！！
白石です。

photo by やーたった～！

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photo by sakuG

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photo by やーた

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photo by やーた

押忍！
さー、明日からまた暫く休みなしじゃ～。
働くぞ～～～！
白石です。

photo by brucelee

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