変態



押忍!
最近毎晩『Hot け Night』にいそしんでおります。
このダイビングの魅力のひとつに、『見たことのない形の生物』に出会えることが挙げられます。

卵から生まれて着底するまでの期間を『プランクトン期』と呼び、ふわふわ海中を漂う人生の中でもっともスリリングでかつ楽しい時期に入ります。
この期間は沈降しないように上手に潮流に乗らないといけないので、『浮遊適応』いうて水の抵抗を増す工夫が各生物に見られます。
棘を著しく伸ばす生物もいたり、魚類では胸鰭や腹鰭がアンバランスに大きくなるのもそれらの工夫の一例です。
しかし着底する頃にはそれらのものが不要になるので、長かった棘が短くなったり失くなってしまったり、異常に大きかった胸鰭や腹ビレも適度なサイズに落ち着きます。
これを『変態』と呼ぶのですが、その『変態』具合を夜潜ってひゃーひゃー喜んで見てる我々もまた『変態』やな~と思う、今日この頃です。
白石です。

昼の部。

photo by brucelee


ぱっと見て、このスズメダイ分かる人は、なかなかの “通” ですね。
大人の階段のぼる~♪な感じのステージのヒスイスズメダイです。


photo by brucelee


ちょこん。


photo by Hijo-King


オオヒレテンスモドキの喧嘩!
迫力あるねーーーっ!


photo by brucelee


ホヤカクレエビ。
入り口まで出てきてくれると、根本がボケるのでよりメルヘン度が上がります♪


photo by あんみつ


サクラコシオリエビです。
「オッドアイやんー!」思てたら、隻眼やったようです。

恒例の夜の部です♪


photo by あんみつ


出たーーーーっ!!
また出たーーーーーーっ!!
カエルアンコウの『水まんじゅうステージ』出たーーーーーっ!!


photo by brucelee


エビの幼生です。
この「だいたいやねぇ~。」的なパイプみたいなやつ。
よ~見たら、はさみ脚じゃないんです。
これ実は『浮遊適応』を得るための器官らしく、着底する頃には切り離されてしまうそうです。
もう片方しかないので、外敵に襲われて片方を失ったのか、ひょっとしたらすでに着底の準備に入っているのかもしれませんね。


photo by brucelee


ワレカラ~。
浮遊してるも斬新です♪


photo by brucelee


なんの生物か知らんけど、脱皮中です。


photo by しょーたくん


カニの幼生。
メガロパ幼生。
なんかメタリック~~~!


photo by しょーたくん


テンジクダイ科の稚魚。
プリズム~~~!


photo by しょーたくん


巻き貝の幼生。
ベリジャー幼生。


photo by あんみつ


クラゲの幼生かなぁ~?
おしゃぶりみたい。


photo by あんみつ


エビの幼生。
この無駄に長い脚のような器官も、『浮遊適応』を得るための器官かもしれませんね。


photo by あんみつ


ロケットー!
この足の部分、出したり仕舞ったり出来るようです。
しょうたくんが当ててくれたINON製のバックライトで、黄色く色付いてます。
あったかぁ~い色あいで素敵や~~~ん♪

投稿者プロフィール

白石 拓己
白石 拓己
出身地 大阪生まれ和歌山育ち
誕生日 5月13日
好きな食べ物 お好み焼きなどの粉もの

押忍! スレートに関西弁をまき散らすファンタジスタ 白石です。
大阪出身で、和歌山で素潜りに明け暮れ、愛媛大学で魚の行動学を学び、オーストラリアでインストラクターになり、パラオで5年、柏島で2年間修行したのち、セブに流れ着いた。
根っからの魚好きで、お客さんが居ても居なくても海に潜っている。

セブで潜るなら「タクちゃんとこやろ~!」言うて貰えるようなガイドを心掛けて参ります。
あ、あとヌンチャクはフィリピンで1番上手い。多分..。

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白石 拓己

白石 拓己

出身地 大阪生まれ和歌山育ち
誕生日 5月13日
好きな食べ物 お好み焼きなどの粉もの

押忍! スレートに関西弁をまき散らすファンタジスタ 白石です。
大阪出身で、和歌山で素潜りに明け暮れ、愛媛大学で魚の行動学を学び、オーストラリアでインストラクターになり、パラオで5年、柏島で2年間修行したのち、セブに流れ着いた。
根っからの魚好きで、お客さんが居ても居なくても海に潜っている。

セブで潜るなら「タクちゃんとこやろ~!」言うて貰えるようなガイドを心掛けて参ります。
あ、あとヌンチャクはフィリピンで1番上手い。多分..。

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