押忍!
ジッフィーが指をさす。
ふと目をやると、ウンバチイソギンチャクの上にスジモヨウフグが顎を乗せている。
「今に見てな、エビがフグの上に乗っかって、掃除を始めるから。」
半信半疑で眺めていたジッフィーの目が、急に丸くなる。
俺が言ったように、クリーニングを始めるニセアカホシカクレエビ。
ええなぁ~、こいつ。
まだまだいっぱい“感動しろ”持ってるもんなぁ~。
まずはお前が、セブの素晴らしい海に魅せられて行ったら良いサー。
ほんでゆくゆくは、お前がそれをお客さんに伝えられるようになったら良いサー。
白石です。
photo by brucelee
イエローライナーズシュリンプゴビーです。
あくび、ごっそさん♪
photo by brucelee
イボオコゼです。
デニスくんが教えてくれました。
横で「えぇ!?これ魚!?」て、ジッフィー。
photo by brucelee
クダゴンベです。
こういうアイドルな魚は万国共通みたいで、教えてやるとデニスくんのリアクションも上々でした♪
photo by brucelee
イソギンチャクモエビです。
このブルー出すには、人知れず見えぬ努力があります。
photo by brucelee
めっちゃ小さいウミウシ。
相変わらずぼーちさんは、砂粒クラスのウミウシを教えに来る。
このクラスになってくると、やっぱり“貴族のレンズ”欲しなるなぁー。
photo by brucelee
スジモヨウフグです。
ジッフィーが指差した“クリーニングシーン”です。
今まで「食べられるか」「そうでないものか」の物差しでしか判断してなかった“サカナ”にも、こんな生態行動がある。
ジッフィーの目には今、不思議がいっぱい映ってるんやろなぁ~。
俺はガキの頃から図鑑見るのが好きなこどもで今に至ってる。
でもジッフィーは、そうでもないやろ。
「好きこそものの上手なれ」いう言葉があるくらい、内に秘めてるポテンシャルは絶対俺のほうが高い。
これは絶対や。
ほならこの子を伸ばすには、どう育てるか。
これは俺の腕の見せどころやろなぁ~。
今は、こいつらと潜るのが楽しくて仕方ない♪